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光療法と時間治療

光療法は時間生物学という学問に属しており、日本時間生物学会という学会があります。この学会は、人間や動植物の体内時計に着目した学会で、近年、体内時計に関して著しい進歩を遂げています。

光療法は、人間の体内時計を調整して正しいリズムにする有効な方法です。「時間治療」(Chronotherapy)はというのは、そのリズムを活用してそれぞれの疾患を治療します。たとえば、風邪をひいたときは、朝・昼・夕に薬を飲むということをしますが、疾患によっては夜に症状が悪化する場合もあり、薬の飲む時刻が重要となる場合があります。また、薬を飲む時刻によってその効果の程度が異なる場合もあります。

先日(2014年11月8日、9日)に日本時間生物学会が開催され、『概日時計を活用した疾患の予防・診断・治療』というタイトルのシンポジウムがありました。下記の議題のように、様々な疾患が体内時計と関連して研究されています。

  『概日時計を活用した疾患の予防・診断・治療』
    オーガナイザー:小柳悟(九州大学大学院薬学研究院)
    座長: 島添隆雄(九州大学大学院薬学研究院)
        藤秀人(富山大学大学院医学薬学研究部)

  1. 気管支喘息の時間治療一臨床的有用性と問題点
    蝉岡直人
    鳥取大学医学部病態検査学講座

  2. 時間生物学的介入による睡眠障害治療
    内山真、全野倫子、鈴木正泰
    日本大学医学部精神医学

  3. アレルギーと概日時計
    中尾篤入
    山梨大学医学部免疫学講座

  4. 概日時計調節アミノ酸の探索とリズム関連疾患への応用
    安尾しのぶ
    九州大学大学院農学研究院代謝・行動制御学

  5. 慢性腎不全(CKD)の病態に及ぼす時計遺伝子の影響
    松永直哉、大戸茂弘
    九州大学薬学研究院薬剤学分野

  6. グルココルチコイドによる神経障害性疼痛の概日リズム制御
    楠瀬直喜、久保田敏昭
    大分大学医学部眼科学講座

上記の2では「時間生物学的介入による睡眠障害治療」というタイトルで概日リズム障害に対する光療法の紹介がありました。メラトニンなども同様の効果があるようですが、光に比べるとその効果はかなり低く、光の重要性を再認識するに至りました。そのような効果を目の当たりにすると、ブライトライトME+がもっと広く医療全体に使用されることを望んでやみません。

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