どのくらいの期間使用すれば効果がでるのか? | 医療機関向けブライトライトME+Pro

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どのくらいの期間使用すれば効果がでるのか?

弊社への質問で多いものの中に、「ブライトライトME+(光療法)はどのくらいの期間使用すれば効果がでるのか?」というものがあります。この質問はまったく自然な質問なのですが、病気に対する薬の効果もバラツキがあるように、光療法の効果も同様にばらつきます。また、光療法の場合、十分に光を浴びているかどうかという使用方法の良否も関わるので、そのバラツキは大きくなりがちです。

いくつか例をあげて紹介いたします。

概日リズム睡眠障害の場合

もう少し具体的に考えてみると、たとえば概日睡眠リズム障害の場合、その方の持っている体内時計の1日の長さが24時間の方と25時間の方を比較して考えてみるといかがでしょうか。

よく、朝強い光を浴びて体内時計をリセットすると言われますが、1日が24時間の方は朝起きると自然に次の1日が始まります。ところが、25時間の方は、起床すべき時間になってもまだ1日が終わっていないため(1時間足りない)、そこで強い光でリセットする必要があります。この2つの場合を比べると、人によって光療法の効果がでる使用期間が異なることが容易にわかります。

また、症状が重い方と軽い方ではどうでしょうか。たとえば症状が軽い方の場合、体内時計がやや遅れているものの、深部体温やメラトニンリズムは体内時計に従って動いている方が多いです。ところが、症状が重い方は、体内時計、睡眠相、深部体温、メラトニンなど様々なリズムがばらばらに動いている方もおられます。このように様々のリズムがバラバラに乱れてしまっている方のリズムを基に戻すには、症状が軽度の方に比べてその使用期間はおのずと長くなることが容易に想像できます。

冬季うつ病の場合

また、冬季うつ病についても例をあげてみます。たとえば、毎週2回で京都から東京まで新幹線で出張される方がおられました。いつも窓側の明るい席にすわって十分に光を取り入れるようにするだけで冬季うつ病の症状は押さえられていました。週にたった2回だけの使用です。ところがその出張の仕事が無くなってしまうと冬季うつ病が再発し、ブライトライトME+を使用するようになりました。

また、秋田県の方で毎年秋から冬にかけてブライトライトME+を使用されているのですが、寒さが一段と厳しくなる1,2月には、朝だけの光だけでは足りなくて夕方に光を浴びた足すという方がおられます。つまり症状が重く、寒さとも関連してたため、毎朝光を浴びて、更に夕方光を浴びた足す必要がありました。

効果には個人差がある

ここでは概日リズム障害と冬季うつ病に関してそれぞれの使用例をあげて紹介しましたが、「ブライトライトME+(光療法)はどのくらいの期間使用すれば効果がでるのか?」という質問に対しては、一言では答えられないことがおわかりいただけたと思います。その方の症状の程度や寒さなのどの環境要因も関わるので、実際には試してやってみないとわからないというのが正直なところです。

最初は、光療法で定義されている所定時間・所定距離で光を浴びていただき、それを少なくとも2週間実施します。その結果を見て、どの程度の効果がでるかに関しておよその見込みをつけることができます。

但し、一般のうつ病の場合は、原因が光に関わることではなく別のところにあるので、光療法を行っても急激な回復を見込めるわけではなく、月単位での観察が必要となると説明しております。

以上、これらはすべて医師の指導の下に実施される必要があります。

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