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光療法器具は自作できるのか?

光療法器具は、単純に見ると明るい照明器具に過ぎないように見えます。ブライトライトME+も機器分類としては高照度照明となります。そのため、ネットでは自分で作ることができるとする記述も見受けられます。本当にそうなのでしょうか?そんなに簡単に製作できるものなのでしょうか?

光療法器具では、最初に照度についての説明があります。10,000ルクスで30分、5,000ルクスで1時間、2,500ルクスで2時間というのが古くから言われている標準的な照度と照射時間です。

現在では、この基準は一つの目安程度に理解すべきとは思いますが、やはり照度がキー・ポイントとして説明されるため、この照度さえ実現すれば光療法器具を製作できると誤解されている方がおられるようです。

また、照度自体に関する誤解もあります。学会でブライトライトME+を展示していると、「この器具は何ルクスでるの?」という質問を多く受けます。そのたびに、「照度は照らされる面の明るさを示すものなので、光源からの距離によって異なります。」という説明から始めることがしばしばです。

余談ですが、10,000ルクス以上の照度では光療法の効果が変わらないと言われていることも知らず、10,000ルクス以上を訴求している知識不足のメーカーや販売会社があるのには少々あきれてしまいます。

光照射の詳細

光療法はおもに精神科領域で扱われ、時間生物学という学問に属します。ところが、光療法器具を製作する観点から見ると、それ以外にいくつかの領域が関わっていることがわかります。精神科領域、眼科領域、色彩工学の領域などなどです。

光療法の光照射は、長い間下記の式で表現されてきましたし、現在でも一般的な指標となっています。

  照度 x 時間

ところが実際には、”少なくとも”下記のような追加項目があることがわかっています。細かくみるとこれら以外にも関連項目はあります。

  照度 x 時間 x 光の分光分布 x 輝度

光の分光分布については、最近よく話題に上がっている青色光(ブルーライト)や、少し難しい言葉ですが相関色温度などと関連しています。また、輝度は瞳孔反射(眩しさによる瞳孔の大小の変化)や不快感が関わります。これらは考察すべきことがひじょうに多いため、別途、良い器具、悪い器具のページで説明したいと思います。

このように光や目等に関わる専門領域を理解した上で、様々なパラメーターを試験しながら確認して設計する必要があるため、安全で効果性の高い光療法器具を自作するのは相当難しいのが現実です。ブライトライトME+の開発に置いても、このような点を考慮してバランスの取れた設計が求められました。

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